5000円の瀬戸物
今日はコスプレをするために瀬戸まではるばる行って来ました
どんな子のコスプレしたのかって…?
残念ながらコスプレすることはできませんでした
できなくはないんですよ?やろうと思えば銀座商店街の中でコスプレ出来たし、ちゃんと更衣室も有ったし、忘れ物も(鏡以外は)なかったんですよ?
でもいかんせん人がいなかったんです
見かけたレイヤーさん…2人…商店街の様子…人がまばら…きっつ…
あの人の少なさでコスプレは流石に恥ずかしいです
雰囲気はめちゃくちゃ良かったんですけどね、近くの深川神社も参拝客が少なくて写真撮るにはいい環境でしたし
商店街はthe古き良き昭和のかほり…ひぐらし見ある…
到着は11時ごろで、若しかしたら夜になる程人が増えるかもと思ってコンビニで漫画読みながら時間潰したんですけどね(新瀬戸駅近くのコンビニのイートインでは漫画が設置して有って、自由に読めました。因みに死役所って漫画読んでました。面白かった。)
結局4時ごろまで粘って人が増える気配がなかったので、せっかくだと思ってビール用のコップ買ってこうかと
このお店に立ち寄りました。店主さんが非常に陶磁器にお詳しい方で、なぜ陶磁器がこんな形をしているのか、なぜ黒い陶磁器が重宝されたのか、何故昔戦(いくさ)での勝った褒賞として茶碗が送られたのか、高い陶器が良くない理由、安い陶器が良くない理由、武士の心…
すべてが自分にとって新しい考えで、でもスッと心に刺さりました。特に心に残ったことを一つ紹介します
【ナゼ高い陶器も安い陶器も良くないのか】
陶器に高い安いは経済の必然的として値段はついて来ます。安い陶器、高い陶器、お客さんに出すならどちらの陶器を使いますか?
正解は【どちらの陶器も相応しくない】です。
安い陶器が良くないのは多分なんとなくわかる気がします。安いのには理由があるからです。安い物は基本脆く、長くは使えないです。それに安いものをお客に(特に目上の人に)出すのですか?ということですね
では次に高いものがナゼ行けないかです。素人考えには、高い方が相手も喜ぶからと僕も考えてしまいましたが、店主さん曰く違うそうです。高いということは「使う相手も気を使う」ということらしいです
こちらがお招きしたのに、相手に気を使わせてどうするのか、それに仮に粗相があった時、その高いお茶碗が割れたときに水流せるのか…出来ないですよね
割れることが悪いことではなく、割れてくれた(自分の代わりに割れて下さった、新しいものを買う機会を与えて下さった)ので、それ自体に悪い意味は無いです
ですから割れても(自分が)水に流せるくらいのものが良いのだそうです
程々の物を大切に、大切に使う。
陶磁器は100年使えるものです。それが5000円しようが、一年で50円なのです。全く高くは無いというんですね
100きんのコップを一年使っても、その倍安いということになります
それにそういう陶磁器は、様々な事が考えられて作られています。
柄が多い方が陶磁器の表になるわけですが、目上の人の前で飲むときはあえてその柄を
横に向けて飲む。お上品な奥様が両手で飲んでいようが、柄がずらされていない。
効率を重視するのなら、片手で飲めばいいのです。でもなぜ両手で飲むのか、その意味を知って、本当に日本の文化を理解してこそできるほんの細かい動作なんですね
巷では日本の文化を世界にダのなんだといっていますが、一体何割の方がこの「日本らしさ」を理解しているのか。。。
取り繕いではなく、本当の日本の心に少しですが触れることができた気がします
皆さんもぜひ行ってみてくださいね
その他いろいろ聞きましたが書ききれないので箇条書きさせてもらいます
・使わないものはいくらいいものでも意味がない。使ってこそ価値があり、だからこそ使えるくらいの身の丈に合ったものを使う
・陶磁器を作った人は陶磁器で銀河系を表現している。星はなん百何千光年の距離を旅して地球にきている。たかが人間の80年なんか一瞬。そのあいだくらいポジティブに生きなければもったいない
・武士の刀は抜かないからこそ意味がある。抜いたら自分が死ぬ可能性がある。
・先輩とはどうあるべきか、新歓でなぜ急性アルコール中毒が起こるのか
気になることがありましたらどなたでもコメントください。
次のブログで紹介したいと思います
では( `ー´)ノ